腰や関節+手の痛み?これは何?

腰や関節+手の痛み?これは何?

脊椎関節炎かも

腰や背中を中心に体の節ぶしに出た痛みが3ヶ月以上続き、安静では軽快せず、運動でむしろ改善する腰痛・背部痛がこの疾患の特徴的な症状の一つです。また手指や肩などの痛みや腫れ、こわばりといった症状も伴います。炎症のため発熱、倦怠感を伴うこともあります。更に、患者さんによっては尿道炎、乾癬、クローン病や潰瘍性大腸炎、ぶどう膜炎といった関節以外の症状がみられることもあります。進行すると関節の動きが悪くなり、背中が曲がらない、首が回りにくいといった症状を呈します。関節の柔軟性がなくなることなどから骨折もしやすくなります。血液検査では、一般的に行われるリウマチの検査は陰性で、HLA-B27やCRPといった特殊な検査で陽性となることがあります。当院ではこの疾患を疑った場合、速やかに膠原病リウマチ科の専門医にご紹介致します。進行し靭帯の石灰化により背骨がまるで竹のようにくっついてしまう前に一刻も早い検査と治療が必要です。