どんな腰痛でも必ず出発点が存在します。
その出発点となる原因の多くは「仙腸関節」の機能障害です。
機能障害を起こしたまま過ごしてしまうと、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症のような重篤な疾患に発展してしまいます。
そんな病気の前段階である仙腸関節の障害は高度な画像診断でも仙腸関節の機能異常はなかなかみつけられません。
機能障害は卓越した術者の触診する感触で見つけ出し手当てするしか方法はありません。
異常がみつかれば薬やブロック注射等を使わなくとも
関節の運動機能を少しだけ改善させるだけでも大きな結果が得られるのです。
腰痛は、もんでも、押しても叩いてもいけません。
急所である腰部に出来た小さな傷にそういったことをすると、筋肉と脂肪をつなぐ組織を裂き、やがて筋本体に達し、関節のバランスを崩し
その関節によって支えられる不安定な体になり、更に全身にいろいろな痛みの信号を発してしまうからです。
痛い腰をそれ以上痛めつけてはいけません。私は患部にやさしい施療がなによりも大切だと考えています。
うつ病、婦人科系内臓疾患、癌によっても腰痛は起こります。
まずはしっかりと問診したうえでベストな対応策を講じるのが最良の方法ではないでしょうか。